▼10日ほど前の報道のメモ。
記事そのものがニュースになる場合がある。「ジャパンタイムズ」が、そういう記事を書き、琉球新報が報道した。
〈抗議市民のけが主張「ばかばかしい」 海兵隊幹部が批判
琉球新報2015年2月11日
米軍普天間飛行場移設に伴う辺野古新基地建設をめぐり、警察や海上保安庁の警備行動で新基地建設に抗議する市民らにけが人が出ていることについて、在沖米海兵隊の報道部次長が「ばかばかしい(Laughable)」と発言していたことが分かった。英字新聞のジャパンタイムズが9日付の電子版で報じた。
1月5日にキャンプ・シュワブのゲート前の抗議行動などでけが人が相次いでいることなどを報じたジャパンタイムズの記者に対し、在沖米海兵隊報道部のケイリブ・イームス大尉が記事に反論するメールの中でコメントした。〉
▼もともとのジャパンタイムズがどういう記事かというと、こんなに大きな扱いだ。
▼そして、同じこの記事を、とうとう全国紙の朝日新聞も報じた。
〈反対運動でけが「ばかばかしい」 辺野古巡り海兵隊幹部
朝日新聞デジタル2015年2月11日21時35分
10日付ジャパンタイムズによると、海兵隊報道部次長の大尉が、英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェルさんに対し、基地反対運動をサッカーに例えて「けがをしたように見せる姿はばかばかしい」という文章を含むメールを送ってきたという。〉
▼もう一つ、最近の米軍がやらかしている暴言の全容がわかる琉球新報の社説を引用しておく。
<社説>海兵隊暴言続発 ご都合主義の隣人は退去を
2015年2月14日
〈(暴言が)これほど続くのなら、もはや個人的な見解などではない。海兵隊組織全体に広く巣くう偏見に満ちた思考だと言わざるを得ない。(中略)侮辱発言は大尉だけではなかった。海兵隊の米軍北部訓練場司令官のティム・カオ少佐は東村高江のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事に住民が反対運動をしていることについて「反対運動は共産党からお金をもらっている」などと事実無根の暴言を吐いていた。
さらにロバート・エルドリッジ在沖米海兵隊外交政策部次長はイームス大尉の発言を最初に報じたジャパンタイムズの記事について「目を覚ませ」と書き込み、大尉を擁護している。
琉球新報は3人に電話、電子メール、直接会うなどして発言の真意を確認したが、3人とも回答していない。発言に自信を持っているのなら、堂々と説明すべきだろう。(中略)ご都合主義の「隣人」は県民にとって迷惑だ。この際、沖縄から出て行ってもらった方がいい。〉
▼朝日新聞が報道した記事は、東京発の新聞が英字紙を挟んで沖縄の実情を後追いした珍しいケースだ。もしこれが琉球新報か沖縄タイムスのスクープだったら、どうなっていただろう。
